過払い金請求先が倒産していたら可能なのか?
あなたの過払い金、まだ請求していなくて、気になっているとしたら早めに返還請求の手続きを行ってください。
過去に過払い金請求をしようと思っていたら、多くの利用者が過払い金請求を行ったために会社が倒産していた、なんてこともよくある話です。
そして、過払い金が影響して倒産する会社の数も年々増えているのが実情です。
これは大手の金融業者であっても同じことです。お金を貸して利息を取るだけの仕事ですが、経営に関してはそう簡単ではないということを覚えておきましょう。
まだ、過払い金請求をしていないあなたは、今すぐに手続きに取り掛かってください。こうしたことをお伝えするのは、過去には大手消費者金融業者が倒産してしまったからです。
記憶に新しいところでは大手の「武富士」です。
武富士というと、テレビCMでも派手な広告を打っていたため、誰もが知っている消費者金融業者でした。
業績もそこそこよかったようですし、東証一部にも上場していた業者だったのです。
武富士の破たんは起こるべくして起こったわけですが、一般の消費者には後からその事実を知らされたわけです。
このように、運営していた消費者金融業者が破たんしてしまったら、過払い金の請求をすることが出来なくなります。
過払い金は消費者金融業者にとっては、負債として認識されます。
そのため、倒産という形で会社を終える場合には、過払い金も消滅してしまいます。そこで、救済措置として倒産後の一定期間は、過払い金請求を受け付ける期間を設けています。
その間に急いで過払い金請求を行えば、何とか過払い金の返還を受けることができます。
もちろん、その金額が多い場合には、全額返還される可能性が少なくなってしまいます。
しかも、本来受け取れるはずだった過払い金の1割から3割に減らされてしまうことがほとんどです。
あくまでも救済措置ですので、全ての過払い金請求を受け付けるとなると、倒産してしまった会社からはほとんどお金を取れないということになります。
過払い金が多い消費者金融業者は、噂や口コミでもよく出てきます。大手業者ではなく、中小業者であれば、敏感にそうした情報を探しておきましょう。
そうして過払い金請求出来そうだ!と気づいたらとにかく早めに動いてください。
時間がなくて、手続きがややこしい場合には、弁護士に全てやってもらうことで過払い金を取り逃すことも無くなります。
このように何事も一歩先に動くことが大切だということになります。