過払い金請求にかかる手数料、安いかどうかの基準とは?
貸金業に対しての過払い金が発生している場合には返還請求手続きをする事が出来ますが、これまで真面目にお金を返済してきて貸金業者は違法な金利を取っていたんだからなんでこっちが手数料を取られなきゃならないんだと思う方もいることでしょう。
しかし、過払い金の返還請求には自分でする場合も弁護士や司法書士に依頼する場合でも手数料は必要です。手数料として大きく分けて2つあり、手続き自体にかかるもの。そして手続きとは別に弁護士や司法書士への報酬があります。一般的には過払い金の返還請求は自分ではなく専門家へ依頼するのでここでは弁護士や司法書士に依頼した場合の報酬を主に解説していきたいと思います。
自分で返還請求する場合
弁護士、司法書士に依頼する場合
過払い金請求をするには弁護士、司法書士へ支払う報酬が95%を占めると言っても過言ではないぐらいなのでとても重要なところです。誰もが報酬は安い方が良いと思いますが、高ければ良いというものではなく、過払い金をしっかり回収出来なければ意味がありません。
弁護士や司法書士の腕によっては100%満額で取れるところが貸金業者とのやり取りで30%以下になったりする事があるのです。ですので決して報酬だけを見て判断はしてほしくはありませんが、高すぎるのもどうかなと思うところもありますので、判断基準として参考までに。
報酬
弁護士や司法書士への報酬としての内訳は相談料、着手金、減額報酬、成功報酬があります。相談料は相談することで発生するお金で、着手金は依頼した時点でお金がかかります。
減額報酬は減額出来れば報酬としてお金がかかるということです。成功報酬は過払い金を回収出来れば支払うことになる報酬です。過払い金請求の場合は現在の借金状況によって大きく変わり、返済中の場合は基本的に着手金、減額報酬、成功報酬と発生しますが、細かくは事務所によって違いますので直接相談時に聞いておくのがベストです。
完済している場合は着手金、成功報酬と少なく支払う報酬は減ります。報酬の平均相場としては過払い金成功報酬が司法書士事務所では20%、弁護士事務所では25%です。これらよりも上回るようであれば高いと判断しても良いでしょう。